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文・著作権 鈴木勝好(洋傘タイムズ)

Y O U G A S A * T I M E S * O N L I N E
◆◆◆ 都市・年代別需要 ◆◆◆




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洋傘タイムス抜粋  2001/7/15
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■平成年間の購買変動と12年の都市・年代別需要

総務省『家計調査』により、平成年間(1〜12年)の一世帯あたり年間平均の購買状
況(支出金額・購入数量・購入頻度)変化並びに12年の需要について、購買度の高い
都市トップ10と世帯主の年齢階級別変動を整理してみた。


【洋傘の需要―金額・数量で40代、価格では50〜60代】

一世帯当たり平均の年間需要状況の変化について、平成1年を基準にした対比指数で
示すと《図》のようになる。

◆平成12年の状況
100世帯当たりの購入頻度は76で前年比1.3%アップしたが、支出金額は1105円で同マ
イナス12.5%、購入数量も0.848本で同マイナス0.5%と落ち込んだ。
平均価格は1303円で同マイナス12%とダウンした。特に支出金額は平成年間での最低
レベルとなった。
平成1年比でみると、購入頻度がマイナス21.6%、支出金額が同38.4%、購入数量が
同25.2%、平均価格が同17.7%という状況になる。

◆需要の多かった都市
都道府県庁所在地から、需要の多かったトップ10を挙げると次のようになる。
カッコ内は前年比・%。

◎◎支出金額◎◎

1.浦和市 2,159円(153.9)
2.長崎市 1,855円(100.2)
3.鹿児島 1,797円(102.0)
4.京都市 1,752円(125.8)
5.高知市 1,632円(119.5)
6.静岡市 1,598円(111.9)
7.千葉市 1,594円(132.5)
8.富山市 1,555円(113.3)
9.熊本市 1,484円(83.8)  
10.北九州 1,472円(78.0)

他は、東京都区部=1,381円(93.2)、名古屋市=1,199円(73.6)、大阪市=1,407
円(82.5)など。

平成の12年間でトップ10入りした回数の多い都市をみると、横浜市、川崎市、奈良市
が9回、東京都区部、長崎市が8回、浦和市、鹿児島市が7回、大阪市、福岡市が6回。



◎◎購入数量◎◎
1.鹿児島 1.451本(141.4)
2.浦和市 1.326本(156.4)
3.千葉市 1.190本(123.4)
4.鳥取市 1.124本(122.3)
5.新潟市 1.113本(88.1)
6.静岡市 1.110本(95.2)
7.福井市 1.072本(95.5)
8.松江市 1.052本(111.7)
9.横浜市 1.030本(104.4)
10.佐賀市 1.023本(158.4)

他に東京区部=0.877本(94.9)、名古屋市=0.680本(69.5)、大阪市=0.920本
(115.0)など。
トップ10入りした回数では、奈良市が10回、鹿児島市が9回、福井市と鳥取市が7回、
浦和市、千葉市、横浜市、金沢市、大分市が各6回となっている。
 需要(金額・数量)の多い都市として奈良市、横浜市、鹿児島市、浦和市等をあげ
ることができそうだ。





■家計調査による10年間のランク
   都道府県庁所在市での洋傘需要ベスト10

全国49都道府県庁所在市の中で、洋傘の需要が最もさかんなのは奈良市といえそうで
ある。
 平成1〜10年間の十年間で家計調査(総務庁)から、1世帯当たり年間の洋傘に対
する支出金額・購入数量の都市別トップ10を抽出すると、ランク入りの回数で奈良市
が金額、数量ともにトップに顔をだしている。
 トップ10入の回数が多い都市を五位まで挙げると次のようになる(カッコ内はベス
ト10入の回数)。







省略



神戸市は大震災に遇わなければ、金額・数量とも順位を上げていたであろうと推測さ
れる。
奈良市は金額・数量ともにトップに並んでいる。また両方で五番までに入っているの
は横浜、浦和、鹿児島の3市である。



省略
別掲の平成1年から10年までの表も省略





◇一ミリ以上の降水量
主な地点における降水量一ミリ以上の日数(平均値)は、次の通りである。

  奈良  108.1日
  鹿児島 125.0日
  福井  178.3日
  鳥取  159.5日
  大分  99.0日
  金沢  180.9日
  松江  153.7日
  福岡  115.6日
  横浜  102.3日
  東京  99.2日









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ここより 洋傘タイムス  氏の投稿文
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家計支出からみた洋傘需要(支出金額・購入数量)の地域格差を『家計調査』(総務
省)の全国一世帯当たり平均状況からまとめてみました。

 (イ)平成12年の家計調査より
全国10ブロックの需要状況(年間、一世帯平均)
        支出金額(全国平均比)   購入数量(全国平均比)
北海道       502円(45.4%)       0.449本(52.9%)
東北        631円(57.1%)       0.689本(81.3%)
関東       1,321円(119,5%)       0.943本(111.2%)
北陸        832円(75.3%)       0.944本(111.3%)
東海       1,021円(92.4%)       0.901本(106.3%)
近畿       1,264円(114.4%)       0.842本(99.3%)
中国        972円(88.6%)       0.697本(82.2%)
四国        880円(79.6%)       0.644本(78.3%)
九州       1,107円(100.2%)       0.906本(106.8%)
沖縄              546円(49.4%)             0.515本(60.7%)
 
  ※支出金額トップの関東は北海道の2.6倍、沖縄の2.4倍に相当。
  ※購入数量トップの北陸は北海道の2.1倍、沖縄の1.8倍に相当。


 (ロ)需要の多い都市
全国49都道府県庁所在都市について、平成1〜12年における支出金額と購入数量の
トップ10は記事コピーのようになります。これを整理すると――

1.支出金額
   トップ10入りした回数(12年間で)
      横浜市、川崎市、奈良市・・・・・・・・・9回
      東京都区部、長崎市・・・・・・・・・・・8回
      浦和市(現さいたま市)、鹿児島市・・・・7回
      大阪市、福岡市・・・・・・・・・・・・・6回

なお、トップ3を、1位―5点、2位―3点、3位―1点として得点を合計した場合の
順位は次のようになる。

      奈良市・・・・・・・・・・・24点(1位が3回)
      浦和市(さいたま市)・・・・11点 (1位が各1回)
      川崎市・・・・・・・・・・・11点
      福岡市・・・・・・・・・・・11点
      神戸市・・・・・・・・・・・10点 (1位が2回)
       ※次点は横浜の9点(1位が1回)

2.購入数量
   トップ10入りした回数
      奈良市・・・・・・・・・・・10回
      鹿児島市・・・・・・・・・・9回
      福井市、鳥取市・・・・・・・ 7回
      浦和市、千葉市、横浜市、金沢市、大分市・・・・6回


支出金額と同じ得点で順位をつけると―――

      福井市・・・・・・・・・・・13点 
      横浜市・・・・・・・・・・・11点
      奈良市・・・・・・・・・・・9点

       ※次点は、新潟市、鳥取市、大分市の各8点。
        上記いずれも1位は各1回ずつ。










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