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★傘屋の和ちゃん熱血コラム『実践ウェブショップ』VOL.22
〜 ワンランク上のネットショップづくり 〜
【真のモールのありかた】 宮武 和広
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鳴り物いり、話題性抜群のモールが何の結果もだせずに意気消沈して
いく場合があります。ネット通販に関して同じ意志を持つもの同志とし
て、あえてモール運営者のみなさまに苦言を呈したいと思います。その
予想に反した低迷のうらに何があるのでしょうか
そもそもモール機構で商売する!というのは次の三者より構成されて
いるものです。
★管理者(運営者)
★販売者(ショップ)
★購買者(顧客)
実際の商店街やショッピングモールを例にとって考えてみましょう。
訪れる人にとって魅力的な街つくりやイヴェントが実行されているとこ
ろは、概ね現場にたつ販売者の統括責任者が民主的機構のもと、頻繁な
ディスカッションを経て、充分なコンセンサスを得たうえで運営されて
いくことろです。はっきり申し上げて、多くのモールはシステム構築者
の域を越えず、生きた商いが見えてこないのが実状だと感じています。
活気のないモールというのは管理者だけが運営システム構築に携わり、
販売者が入居料という形で幾ばくかのお金を払うのみ。これでは一見、
能動形にみえるショップが実は受動のみに終始していますね。
商売に活気をもたらすのは販売者のパワーと消費者のウェーブです!
現場の声が反映されないあいだは、言い換えれば「自らの身を削って、
物を売った経験のない人」或は「真剣に消費者の立場でウェブショピン
グそのものを考えた経験のないかた」が運営されているあいだは、販売
者も消費者も「笛吹けど踊らず」なのです。
実在の商店街に例をとってみましょう。我が故郷、心斎橋筋商店街で
も年に一回広告代理店に外部発注して「商店街カーニバル」を行ってい
ますが、これは現場にいない人の、いわいる企画屋さんの企画であるが
ために、高い運営経費のわりになんら結果がでません。
モールを運営しようとする方は、いつも主役は自分ではなくショップ
であることを忘れないでください。自分は商いに関してはずぶの素人で
ある!とはっきり認識したうえで、常にショップの皆様の声に耳を傾け、
知恵をかり、話し合いの場を惜しげもなく提供してあげてください。そ
して、管理側としてのサジェスチョンを行い、討議を尽くしたうえで、
サポートできる部分を最大限に見出していく!これが理想的なモール運
営だと考えます。
●IPPIN!!こそモールのあるべき姿
私達が所属する機構「IPPIN!!」は各メディアにもとりあげられ且つ大
きな反響と手応えを感じ取っており、日々成長進化しています。
モールが提供しうるものとは何でしょうか?ここに最も重要な誤解が
あります。大半のモール運営者は、それは「決済」であり、「配送」で
あり、見るものをひきつける魅力的なコンテンツ、デザイン(街造り)
であるとお答えになるでしょう。でも、それは違います!!モールが提
供しうるべきものは「信用」「信頼」であります。この部分は、通常企
業形態として運営されているモールにはできない、つまりウィークポイ
ントになります。なぜなら、実際問題、ショップをより多く集めねばな
らないため、よほどひどい店舗以外はテナント料を出す意志がある場合
は(モールビジネスとして)受けいれざるを得ないからです。これでは
完全な信頼の証とはなりえません。
私が他のショッピングモールに興味を示さず、IPPIN!!に喜んで参加し
た理由は、このためです!
IPPIN!!は管理運営者の森本繁生氏が、電脳乞食
( http://www.ippin.com/kojiki ) で得たノウハウを生かし、その完成
形として「通販の殿堂」を目指してたちあげたモールです。まず彼が重
要視するのは、ウェブショップのすべての基本であるメールです。ウェ
ブショップはメールにはじまり、メールに終わる!ウェブショップマス
ター・イコール・メールマスター!メールにしっかりと対応できない店
は、たとえどんないい商品を持っていても、この世界では三流になって
しまう!お客様のご注文メール、質問メール、リクエストメール、時に
は悩みの相談や世間話までも立派に対応できてこそ一流のウェブショッ
プといえるわけです。メール嫌いな方は、今すぐ暖簾をおろされたほう
が賢明かもしれません。メールこそが「信頼」の幹です!
彼も会社を退社し、ウェブ一本で生活していこうという立場ですが、
だからといってポリシーを曲げるようなことはしません。参加基準に達
しない店は、いくら金を出すといっても、企業の規模の如何を問わず、
絶対に参加は認めません。この基準は彼だけが決めたものではなく、消
費者の声が集約されたものです。
森本氏はこうも言います。「みなさん、良心的なショップであること
をアピールするように努力されていると思います。しかし、買う側から
見て残念なのは、『売っている人がどんな人か?』『どんなショップが
やっているのか』が見えないことだと思います。インターネットのホー
ムページは削除されてしまえば、利用者側に取ってはお手上げの状態で
す。それでも利用して頂くには、『俺は逃げも隠れもせん!』というこ
とをしつこいまでに表現することが必要ではないでしょうか。」よって
どんな素晴らしい商品であっても「店や店主、店員の存在、気配が充分
に感じ取れない店は却下されていきます。
基本的条件は、
1.既にネット通販で実績があること
2.規定の消費者推薦人が出揃うこと(現在は3名です)
3.上記条項をクリアーしていても、森本氏が消費者の声を集約した「独
自の条件」
(例:お店や店員の気配がみえない、決済手段が適当でない等)
を満たしていない場合は参加が認められない。ただしそのショップに
対しては、建設的な意見が提案され、将来参加への布石がしかれます。
出店にあたって規模の大小は問いません。ただ登録料3万円プラス月会
費1万円、それを半年分前納になるので、計9万円が初期費用になります。
加えて1年間は絶対脱退しないような規約があるのですが、これはすべて
経営的な都合というわけでなく、個々のショップの「真剣度」を計るも
のなのです。確かに、いきなりの9万円は高いといえば高いかもしれませ
んが、それを払ってでもこの世界に賭ける意気込みがあるか否かが問わ
れているのです。
なぜ彼はそこまで厳しくするのでしょうか?それは彼の運営する
IPPIN!!が提供しうるものが「信頼」である!という強固なコンセプトが
あるからです!俗世間的なモール運営に手を染めた時に、その牙城がも
ろくも崩れ去ってしまうことを百も知った上での厳しき姿勢なのです。
そして、今ひとつ付記したいのは、彼はこの 1万円の家賃を、ショッ
プのために最大限に有効利用して、東京出張や電話攻勢により広報活動
をしてくれている点です!我々ショップマスターは、当然ながら日々の
実際活動に追われ、なかなか店や本部を出ることができません。その分
を彼が見事に情熱的にカバーしてくれているのです。傍目にも、現状
IPPIN!!で彼が大きな収益をあげているとは思えません。本当の利益がで
るのはもっと先でしょう。でも、彼はショッピングの哲学、IPPIN!!の牙
城を決して崩す気持ちはありません。誠に尊い心がけではありますし、
だからこそ、参加ショップが信頼をよせるのです。
また、ショップ同士が切磋琢磨する「共同研究機構」的な側面もあり
ます。良質なライバル意識を有し、また「配送体制」や「ページ記述」
や「送料交渉」等々、ひとつのショップが壁にあたった時は、全員で助
け合う素晴らしいチームワークがあるのです。
どれほど相互信頼関係があるか?驚くべきことをご紹介いたしましょ
う。すべてのショップは同じパスワードを共有している、つまり共通の
鍵をもって経営しているのです。お客様とショップの信頼関係のみなら
ず、ショップ同士の繋がりも強固なものがあるのです。しかしだからと
いって排他的では、決してありません。新規参加ショップも大歓迎され
ます!
彼自身の採算があうことイコール参加基準を満たした優れたショップ
が沢山でることイコールネット通販そのもののレベルアップ。こういう
すばらしい目的意識の図式があります。
すべてが「信頼」という二文字の鎧をきた、このモールこそ、日本的
商用モールの完成形であると信じてやみません!
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宮武 和広(傘屋の和ちゃん)
潰れた老舗、いまサイバースペースで甦る!
創業102年のノウハウ、サービス満載
『雨降って傘屋どっと混む』
心斎橋みや竹 kasaya.com
http://www.kasaya.com/
mailto:miyatake@kasaya.com
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