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★傘屋の和ちゃん熱血コラム『実践ウェブショップ』vol.8
  〜  ワンランク上のネットショップづくり  〜
【されど安易な成功物語だけは描くな】  宮武  和広
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  現在ウェブショップとして成功されている、もしくは成功しつつある
事例のお店は、裏で人しれぬ相当な努力や苦労をされています(たとえ
表むきは涼しい顔をされていても)。まず、睡眠時間などあってないよ
うなもの。みなさん、びっくりするような生活を送ってられる方が多い
です。これはつまり、PC周辺の仕事はすぐに時間が経過してしまう!と
いうことを表わしています。

  私も一昨年末に「虫垂炎」で倒れ、抗生物質でちらし、また昨年は 2
度「神経性胃炎」でリタイア(うち一度は入院して車椅子にものりまし
た)し、胃カメラと大腸カメラを連続して体験もしました。医者がいう
には、内的な不具合はまったく認められず健康そのもの!いわゆる100%
「神経性」らしい!ということでした。

  はっきり申し上げますが、ウェブショップは最初はまったく売れませ
ん。あたりまえですがウェブの中での信憑度、認知度が高まるまでは商
品は動きません。その不安度たるや極致になれば悪夢にうなされ、眠れ
ないくらいです。また商品が売れ出してからは、宛先、商品梱包状態。
すべてに寸分たりとも気が抜けません。信頼を築きあげるのは半年以上
かかりますが、信頼を失うのは一瞬です。ウェブではいい噂も悪い評判
も瞬時にして広まります。「気の使い方」や「手間」も実店舗の比では
ありません。

  あなたがここに「安易な成功物語」を描いておられるとするならば、
はっきり打ち砕いていきましょう。「ええ、じゃぁ成功しないの?」い
えいえ、決してそんなことは申してはおりません。努力すれば努力する
だけ結果が出る!ことには変わりはありません。しかしマジで相当の覚
悟と家族の理解がなければ、運営そのものがおぼつきません。これを読
んで、今から起業される方は、赤紙がきて戦場に向かうような覚悟をし
てください。その生死の境に何度も決断すべき場面が訪れます。まさに
ウェブショップ最前線は戦場そのものですね。

  情報戦線という意味もあります。ウェブでは半年で老舗になることも
可能ならば、1ヶ月ですべての力関係が逆転する場合もあります。1日に
ネット上でなにげなく送受している情報量は実店舗の半月から 1ヶ月に
相当します。常に目を凝らし、耳を欹て、鋭敏なアンテナをはりつづけ
ないと取り残されてしまいます。これは驚異ですね。

  繁盛されている店は百人百様の「人一倍の血と汗と涙」があります。
私がウェブショップ運営は日本人向きだと思っている部分はここです。
昔のテレビ黎明期ではスポ根ならぬ商魂ドラマが流行りましたね。「細
腕繁盛記」「船場」「道頓堀」。商売に商売道や根性をいれるという考
えは、合理主義のアメリカではなかなか育ちえないものでしょう。しか
し日本には日本の土壌、文化、国民性にあった店造りがあります。私は
アメリカのショップビジネスには興味はありますが、それをたたき台に
は決してしません。日米商取引の格差の今世紀最後のリカバリーチャン
スとして、この部分をとらえていいものと思います。

  開業したからといってすべての店が成功するわけではありません。こ
れは肝に銘じておいてください。安泰といわれた大手会社や金融機関も
倒産する中、この不確実性の世の中にインターネットは夢の起業メディ
アと思われているようですが、その実状は現実店舗と同様まったく厳し
いものです。

  僕には「運」があったと思っています。第一に心斎橋店の事実上の倒
産消滅とインターネットの黎明期がオーバーラップしたこと!もう一年
前でありましたら、絶対こんな考えはでなかったはずです。また、傷だ
らけで、ズタズタになって心斎橋を閉店せざるおえなかった状況にもか
かわらず、結果的に「老舗」を自主閉店してネット起業したサイバー商
人として紙ネタになりえた!そういう「運」があったからこそ名をとお
すことができたのでしょう。

  よくこのような類の本では、希望的なことばかりを掲載しがちなので
すが、僕はこれから起業なさる方にエールを送る意味あいからも、あえ
て申し上げたいのです「安易な成功物語だけは描くな」と!

  さあ、あなたは僕のこの言葉に怖じ気ずいて開店をやめますか。それ
とも、この言葉に対して果敢に挑戦してこられますか?!後者のみなさ
ま、先陣をきっているウェブショップ一同が(ノウハウの公開という点
で)あたたかくバックアップしますよ!!
あなたが本当に戦うおつもりならば。。。


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      宮武  和広(傘屋の和ちゃん)
      潰れた老舗、いまサイバースペースで甦る!
      創業102年のノウハウ、サービス満載
      『雨降って傘屋どっと混む』
      心斎橋みや竹  kasaya.com
      http://www.kasaya.com/
      mailto:miyatake@kasaya.com
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