◆正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするぐらいが落ちだ◆松下幸之助◆

業界へ提言
Super "Zubahon" Column by Kasaya no Kazuchan

業界へ提言〜参考上代について


 よくインターネット通販で「参考上代」「市価●●のところを…」という表記があるが、概ね偽り臭い。 先日も定価3000円の傘を「参考上代¥6800のところ」と明示していた店があり、注意を促したところ、 実に真摯に陳謝の言葉を頂戴した。「問屋の報告した情報を真に受けたもので」この場合、店に悪意はない

勝手に架空の上代を想定し架空の値引き感覚を生む。商売人はこれをよくやる。 実は私もかつて実店舗でやっていたことがあった。三段傘¥3800を消札¥2800と… 気持ちは分からなくはない。でも通販ではNGだ。 参考上代というのは、言いかえれば「実際に自店でこの価格で売っていた」より 「これぐらいの価格で売れれば理想だ」という曖昧な推測に過ぎない

文字や画像による広告情報だけで購入判断をする通販では、ことさら架空の上代を書いて値引き感を 誘うことはタブーだし、不当表示にも該当する。 たとえば、以下は楽天市場共同購入のお花屋さんの実例…
(1)¥6000 1人購入の場合
(2)¥3300 2人購入以上


45%OFF


お花という明確な価格基準なきものを、さらには完全に¥3300販売することを想定し、 ¥6000から起算して45%引きを強調する。 これには楽天市場の功罪もある。 楽天はとても優れたインフラをショッパー達に提供し、当店も恩恵を受けている!しかし 「2種類の価格表示」が簡単に表示できるシステムがあり、これを安易に考え安易に活用する店があまりに多い。 「値引きする元の価格」というのは通販ガイドラインでは実に厳格な定義があり(ここでは割愛、詳しくは拙書「電子商店繁盛の鉄則」参照) そう安々と記述することは実は難しい。 弊社にも消し札商品はある(レインコート)しかしオンラインマーク認可時に厳しいチェックがはいり、 検閲の結果いまのページとして存在する。それほど難しいということだ。

二重価格を増長するようなシステムを提供することは、業界として謹んでいただきたいとしか言えない。 そして売り手・買い手双方が二重価格ということに関して、もっと正しい認識・知識をもって欲しい。

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