◆正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするぐらいが落ちだ◆松下幸之助◆

日本の傘文化を守りたい
Super "Zubahon" Column by Kasaya no Kazuchan
いろんな業界で店舗間のにらみ合いが続いている状態、 しかしながら、価格競争はその業界の破綻をもたらすおそれもあります。 実は、これはまさに傘の業界そのものなのです。 自由価格競争という経済理論に保護されたかたちですすむ「安易な値引き合戦」 このコラム、失礼を承知であえて書かせていただきますね

価格をさげることだけが消費者のためになるのでしょうか
この複雑な命題に私はいつも悩んできました。果たして全国の傘の職人さん に出遭って話しをすすめるうち、あながちそうではないことに気付きはじめ たのです。たとえ値段では一時的に満足いただけても、内容的に「人生のパートナー」として、 じっくりつかい込めるつくりがされているかどうかです。

傘はご存知のように生地を織り上げる以降はすべて人の手作業です。 職人さん達は一様に「価格競争などおこる前は自分のコンセプトで物づくり をすることができた。ところが昨今はメーカーがこのコストで押さえてくれ と無理矢理いってくるので、材質や手間を落とさざるおえない。しかしなが らそれをおそせば質の低下に繋がる。だから目にみえないところで、なにか を劣化させて提供していかねばならない」そんなジレンマにいます


私は価格を落とすことがイコール消費者のためになるとは信じておりません
そんな職人さんたちが伸び伸びと皆様のコンセプトをいかしていくには、 やはり正当な報酬を払ってあげることのできる価格帯、そしてそれを払って も満足していただける顧客層の開拓が業界としての隠れた、しかしながら 早急のテーマです

傘はご存知のように9割以上が海外からの輸入品です。日本の傘創りの現場 はもはや瀕死の状態に近いです。優れたプロダクトを蘇生させるためには 私の持論としては「職人が手間暇かけてつくったものは、是非正当な報酬を 彼らにはらってあげることのできるようにする。そうすることで、先細りの この日本の傘創りの業界を蘇生することができれば」そう念じています

世間一般の雑貨店にならぶ海外製、 およびライセンスという名ばかりの画一的商品のブランド傘。 そういったものを値引きされるのは、逆に多いに歓迎です。 しかしながらそういった私がであった多くの職人さんが、命の灯を賭してつくっておら れる傘に対しては、じっくりモノ創りに専念し、その労力に見合った正当な報酬を払ってさしあげたい。そんな 気持ちです。
傘には間違いなく「聖域」があります。そういった職人達のつくる「こだわりの傘」です。 その「聖域」に(何のこだわりも愛着もおもちでない)ディスカウントストアのバイヤーさん達に土足で入ってきて欲しくはないのです。 どうぞよろしくお願いします


20年前の物価と比べて
「傘」と「卵」は20年前の物価と比べて大きな変動がないといわれます。 ですからいかに良心的な業界標準価格設定であるか、おわかりいただけるでしょう。 普及ものは海外生産でコストをさげることで変化に順応できますが、 一流の傘は、いつも職人さんの不断の努力の中で、価格が維持されています。 定価は決して高い「掛け値」ではありません。 それだけ手間暇かけて生み出された傘に対して、ちゃんと正当に見合う価格なのです。 更に弊社は独自の3ヵ月保証ならびに安心のアフターフォロー体制をしいております。 私は「ご満足」と「安心」という、最高の付加価値をつけて傘を売っているつもりです。 だから本当におすすめできる傘しか扱いたくないのです。 これこそが「一流の専門店」の道であり、我々のなすべき使命だと信じてやみません

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