◆お客様をじろじろ見るべからず、うるさくつきまとうべからず◆松下幸之助◆

ライセンスの影に脅えるのはやめよう
Super "Zubahon" Column by Kasaya no Kazuchan
日本の傘メーカーを震撼とさせていることがあります。 それは相次ぐ「ライセンス」の撤退と契約問題! 記憶に新しいところではトップブランド「FENDI」が完全撤退を表明しました。 しばらく国産のFENDIは市場から消えそうです。ちょっと残念ですね… もし自社で作成した傘を日本市場で売ろうと企んでおられるのなら、それは大きな間違いと申し上げます。 なぜなら「日本の傘技術」ほど優れたものはないからです。

以前何度かイタリア製の傘の修理を依頼されたことがありますが、とにかく造りがアバウト! まず「ろくろ」と呼ばれる傘の開きを支持するところの素材が雑で、溝が掘られてしまうため、 何度やっても落ちてくるんですね。これは国内業者では修理不能… また日本の雨はじとっと「重い雨」に対して、英国や伊太利亜の雨はさらっとした雨。 それに耐えうる傘造りがされていますので、日本の雨には日本の傘といえます。 日本在住の人が「お膝元の傘文化」を通り越して、 機能が劣り修理も困難で、なおかつ値段も高い欧州輸入ものを買うことは、はっきりいって愚の骨頂でしょう。 FENDI社がまたどこかの日本企業を通じて傘を作成されることを、切に希望します

そのFENDIとの契約がきれたM社は、同じコンセプトを「ジバンシー」にかえて 作成しています、FがGに変わっただけのこと…おもしろいですね!必見です。 またH社でも主要ブランドと契約がきれる時期を恐れて、びくびくしながら商品を作っていらしゃいます。 どうしてそこまでライセンスに媚びるのでしょう。 消費者のライセンス志向は見落とせませんが「ライセンス傘という名のつく画一的没個性商品」(洋傘タイムズ鈴木編集長) もっと自社の本当に差別化された商品、モノ創りを今こそ日本の各社は模索していくべきではないでしょうか?

FENDIの件で目覚められたのでしょうか?!M社はそれ以来「自社ブランド」の強化をはかっておられます。 これは高く評価できるでしょう。本当のブランドというのは、ずっと使いこんでいただける「本当のもの創り」の姿勢です。 もうライセンスの幻想におびえるのはやめましょう。 自社で独自のデザイン・スペックを考案し、自社でブランドを確立して欲しいものです。 また残念ながらそういった基礎体力が、日本の傘企業に欠如しているのも確かです。 消費者の皆様も、そういった日本の傘創りを支援いただくような気持ちをもっていただきたいと思います


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