傘を綺麗にたたむコツはありますか?
いろんな傘を持っていますが、 つかった後、うまくたためません。 何かコツがあるのでしょうか。  イギリスには、傘をきれいにたたむ職業が あるとも聞きましたが・・・・。


◆ たしかにイギリスには ロンドン紳士相手の傘たたみ屋さんがありましたね! さて、これはなかなかシンプルで良いご質問でございます
長い傘の場合
うまくたためないのはいろいろ理由がありますが
★生地が必要以上に分厚すぎる
★最初に折山をつける作業が不完全である
★巻きネームの長さが不適当である

行程・規格上に起因するものもございましょうが、やはり一番は
★いちど無造作にまいてしまって筋が無数についた
ということになります。当然ながらその都度きっちり巻いて いただかないと、これは駄目ということですね

ではどうですれなベターでしょう? 使っている最中は、毎回手間かけて綺麗に纏められませんね…

玉留めといって露先(骨の先のチップ)だけを纏められる様式で すとベターです。また玉留めの代わりに「口(くち)ネーム」とい って生地で纏める方式もあります。

■本巻きは中棒の先から纏め上げる感覚
お傘を使って帰られて陰干しをされたあと、ここで傘の胴体のメ ーン巻きネームの部分だけで纏めるのではなく、中棒の先のほう から丁寧にきっちり巻いて、その状態でメーンの胴体ネームを とめて次回の使用に待機することが大事です
なお胴体を必要以上にあまり擦りすぎますと、防水切れに通じま すので、これは通常街中でつかっているあいだは、そんなにする ことはないでしょう。手入れをする時には必ず遂行して下さい。

■くしゃくしゃになった生地の再生
これは専門的には「湯のし」という行程になります。職人達は 専用の釜をもっていますが、ご家庭ではやかんが便利です。 かなり弱火、一気に沸騰しない程度にして、口から出る蒸気に 注意深く左右に動かしながら生地をあてます。(やけどに注意)
そしてちゃんと筋をつけて巻いておくと、傘は概ね元どおりの かたちに戻るでしょう

折り畳みの場合
これも同様ですが、こちらのほうが筋が多いので余計問題が 生じます。三段式たたみの極意をページアップしていますので ご笑覧になってください
http://www.ippin.com/shops/miyatake/kouza.htm
筋を通すということ、それは精神統一という心の問題にも 繋がります。傘を纏めることのできるスキルは、きっと 社会の他方面で人の心を纏める部分に反映できると思います
心やすらかに、そしてちょっとだけ気合を入れて テーマをもって傘たたみに挑戦してください
以上、あまりご期待にそえる解答ではございませんでしょうが 精いっぱいのご解答とさせていただきたく存じます。 なにか具体的なうよいイメージトレーニング・アイデアが あれば、またページでご紹介をしたいと思っております


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