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祖父から父へ、父から子へ
親子三代、匠の技

Father to Son

■前原裕司(上)
平成9年逝去。新作のために残されたアイデアが
現在の前原の傘創りにも活かされている。
■前原慎史(下)
祖父そして父の意志を継ぎ、伝統とアイデアが生きる傘創りをすすめる

室の方々の傘をお創りした祖父「光榮」、東京都優秀技能賞都知事賞を受賞した父「裕司」の傘創りに 対する情熱と技を継承し、親子3代にわたって手造り傘を手がけています。 皇室からのご用命は昭和40年頃、美智子妃殿下(現皇后)のパラソルをお創りしたことから。 昭和天皇をはじめ、今上天皇、美智子皇后、雅子様、秋篠宮ご夫妻など、皇室の方々の傘をお創りしています。

「もつほどに愛着のわく傘」

親子三代にわたって継承された傘創りのコンセプトは「雨の日が楽しくなる傘」
そのために、伝承の技、本物へのこだわりを基本に、素材、造り、アイデアに妥協のない傘創りをしています。 納期に時間がかかる場合もございますが、それは 前原光榮商店の傘は手創りの部分にこだわっている証拠なのです。
■前原裕司語録


傘はオーケストラのようなもの
雨音がアンコールに聞こえるような
雨の日が待ち遠しくなる
傘をつくりたい


傘という漢字のなかに
ある人の文字は
生地、傘骨、手元、加工の
4つのパーツをうけもつ
匠たちの数をしめしている


そして人の冠はすべての仕様を
決定する商品企画を


すべてを纏める
十の字は
商品企画にあわせて
匠たちの技術を
束ねる指揮官の
存在を示している



■前原社長の思い出

前原商店様とは初代社長様と私の祖父からの古いお付き合いです。 昔から、その「傘創りのこだわり」は他の追随を許さなかったと聞いております。 2代目の社長様が美智子さまのパラソルを創り皇室御用達となったことを、 「みや竹」一同、我が事のように喜んでいました。

モータースポーツに造詣が深かった社長さまは、また抜群の地理感覚をお持ちで、 私が学生時代に上京したおりには、車で東京の隅々までご案内くださいました。 そのきめ細やかさが、傘創りにもいかされています。

残念ながら洋傘界のカリスマ的存在であった2代目社長は昨年急逝なさいましたが、 その傘創りの技、アイデア、熱気は素晴らしい息子さま(3代目)と職人さまの手により見事に継承されています。 私はインターネットをつうじて、先代前原社長の傘創りへの想いが、ここに甦り永遠の命をもつことができれば!と 心より願っております。

心斎橋みや竹 宮武和広


皇室御用達

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◆参考文献「傘」INAX出版