*第一章* 傘との上手なつきあいかた

THEME5
服と同じように
使った傘にも気配りを

あなたは帰宅後、脱いだ服をどうされますか。男の人は脱ぎっぱなし奥さんまかせと言う方も 沢山おられますが、おしゃれなかたは皆、御自身でちゃんと吊ったり畳んだりされますよね
  ◆◇◇
そのお気持ちの何割かを、どうぞ傘に向けてやってください。 玄関で傘はあなたの暖かい救いの手が伸びるのをじっと耐えて待っているのです。


傘は御使用後なるだけ早く陰干しするのがベストです。 あらかたの水滴をとれば、ほんの2-30分で充分です。ただ広げておくだけでいいのです

  ◆◇◇
洋傘業界ではそんな風にご説明申し上げていますが、 家の中で広げてみると案外かさばり、率直に言って、すぐに干せるのは大きな家でないと無理でしょう。 かといって天気回復を待ってからののヒナタ干しでは傘の寿命を縮めます(これも第三章で詳述)


干す場所の確保できない方は、少なくとも以下のようにしてください
まず迷惑にならないところで数回傘を開閉して水滴をきります。振ってきるのではありません (中棒を損傷することがあります)
  ◆◇◇
その後、乾いた布で残った水滴や骨、中棒の水分をよく拭き取ってください。 そしてネームを巻いてしまわず、そのまま簡易的に陰干しして下さい。
もちろん、このままでは不十分です。どこか開いて本陰干しできる場所を探しましょう


良く考えましょう、時間によって遊んでいるスペースが必ずあるはずです。 就寝時の玄関や廊下、居間。どこもなければ翌日出勤時に御自身の部屋に広げとくのも 一案ですが、できるだけすぐにしたほうがベターです。
  ◆◇◇
難しいことは、何もありません。傘の基本の手入れは、ただこれだけなのです。 これをすると、確実に傘の寿命は伸びます。汚れもちがいます。 少しの手間を傘のために惜しまないでください。傘はきっとあなたの気持ちに 応えて活躍してくれるでしょう。 かくして傘と人との信頼関係が培われていくわけです。

■これは1996年制作のコラムです

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