パソコン、自動車、傘、電化製品…この共通点はなんでしょう。
それはいずれも『故障は必ず起こりえるものという前提で購入する』つまり言いかえれば『故障した時のことをしっかり考えて購入する』という事になります。
ところが他と傘の大きく違うところは「メーカーに明確なサポート窓口がある」か否かです。傘以外はたとえ販売店に対応力がなくともちゃんと修理を申し出る先があるはずですが、残念ながら傘はありません。対応窓口は「お店」一本に絞られます。
ですから販売業者はお客様と職場を結ぶエージェントでなくてはなりません。
単なる売りっぱなしの店で傘を買うぐらいなら、(たとえ高級品を安く購入できたとしても)それは使い捨てと同じことになります。そんな傘であれば、ネット通販で購入せずとも巷の500円傘で充分こと足りてしまいます。
まずはサイトに故障時や返品交換時の明確なサポート窓口があったり、傘の知識を沢山披露されているような店であるかどうか観察しましょう。少なくとも『つゆ先』『受骨』『ろくろ』などの名称を尋ねても、なにも知らないという担当者の店は×ですね。
たとえば「はずれてしまった時のタッセルの巻き方」ひとつにしても、なにも答えることができないという店に「匠の傘」を扱う資格などあるのでしょうか。そんな店ではとうていサポートは望めません。
その意味でもおすすめできる店舗は当然ながら『傘専門店』=かさやさん ということになります
販売であれ、製造であれ、傘に造形の深いスペシャリストがいて、その知識も傘への愛着も沢山あり、サポート力もあるという店が、やはりおすすめです。和傘などの場合は洋傘のようなユニット交換が不可能ですので、修理不可なら不可とちゃんと明記をしてあれば良いのです。
ちゃんとした店舗ならば、特定商取引に関する通販表記が記してあります。
概ね1週間程度なら、返品交換可能と特約を記している店舗がほとんどです。
ところが意外な盲点は、傘独自の特性です。
傘は雨がふって使うもの、購入してから何十日何ヶ月も降雨がない場合もありましょう。また雨が降っても別の傘を使用することもありましょう。
たとえば半年後にはじめて使用して初期不良(雨漏り)などが発覚した場合に、
どう販売業者が対応するかが一番大切な局面なのです。傘を他のアイテムと十羽ひとからげで捉えていらっしゃる業者でしたら、使用後なので返品交換不可、修理有料になるケースがほとんどでしょう
しかしこの場合、ユーザサイドから見た要求は「良品交換」や「無償修理」です。
専門店がみな対応できるというわけではありませんが、少なくとも知識や経験がある人にちゃんと事情を有態に説明すれば、できる限りの措置をとってくださるはずです。そんな時はあきらめないで申し出てみましょう。傘屋の店主や職人は、嫁がせた傘に対しても無類の愛着を感じているはずですから…
更に奥深いところまで言及しましょう。「傘は末広がり・進物に最適」と昔から言われ、プレゼント需要も高い品ではありますが、当然ながら先様で故障・不具合が発生することがあります。そうなってしまうと、せっかく心を込めて贈った品物も台無し。
贈った先様にも充分なサポートのご案内ができるかどうかが、一流業者とそうでない業者の分水嶺になります。
ちなみに私はメンテナンスカードを入れて永くお使いいただけるよう最大の努力を惜しまず励行しています。
うわべだけの包装技術や料金、ページの美しさや写真技術だけではなく、こういった心配りができているか?ギフトの知識や経験は豊富か?がキモです
大切な方へのギフトを贈るショップだけは、特に店を吟味し、一流対応のお店を見ぬくようにしてください。でないと、とんだ赤っ恥をかくこともあるのです